コーヒーイベントの新しい可能性を導き出した”珈琲万博 vol.4” 2024.

コーヒーイベントの新しい可能性を導き出した”珈琲万博 vol.4” 2024.

今年の桜は遅咲きなのか?と巷でささやかれていた2024年の春。
4月に満開となった桜は、もしかしたらこの4/6&7に行われた”珈琲万博 vol.4”に合わせて咲いたのではないか。

“#コーヒーに今会いに行く”

をテーマに大阪海遊館近くの会場”KLASI COLLEGE”さんにて行われたイベントへ出店してきました。

コーヒーイベントは生態学なのかもしれない。

なぜ生態学なのか?そもそも生態学とは?をChatGPTに聞くと


生き物とその周りの環境との関係を研究する学問


だそうだ。

となると、コーヒーイベントという環境下において、お客さんとコーヒー屋さん、物体としてのコーヒーがどのように影響し合い、
どのような効果をもたらし、どのように人がコーヒーと共に過ごせるのか?

という問いに対してアンサーを求め続けるものなのかもしれない。

これまで3回の開催をしてきて、知名度もあるコーヒーイベントにおいて、
お客さんの満足度を上げつつ全体のバランスを保つのは、一つの課題でもあると感じる。

それに対して、ひたむきに、コーヒーをもっと楽しんでもらいたいと、
真摯に向き合い、考え抜いた結果が、今回の第4回目の内容だったのではないかと考察する。

これだけ全国各地で、日本のカルチャーのように発展し続けるコーヒーイベント&フェス市場において
珈琲万博”というイベントは一つの答えを出したのではないか。

どこにでも転用できるフレームワークなんてない。

前述したように、”珈琲万博”というイベントは、今回アンサーを導き出したと思う。
かなりの手応えがあったはず。それは出店者として参加させて頂いた私から見てもそう感じずにはいられない。

前回からの課題を紐解き、汲み上げ、練り直し、最善の形に創り上げた素晴らしい空間だった。

どこのコーヒー屋さんも来場者の皆さんとコミュニケーションをとりながらコーヒーを楽しんでもらう事ができ、
来場者の皆さんも、余裕をもってコーヒーを愉しんでいる様子がみてとれた。皆さんの笑顔をみれば一目瞭然だ。


このメソッドを他で全く同じように行ってもワークしないであろう。
場所や時期、思想が変われば現場の空気もかわる。

熱意を持って、自分の信じた道を実現するべく、直接的に脳みそと手を動かして創り上げていくからこその空間。
どれにでも転用可能なフレームワークなんて存在しないのがコーヒーイベントなのだと思う。

一つのコーヒーイベントに対して、心に宿る”熱意” を持って実現するからこそ、良いコーヒーイベントに仕上がるのだろう。

想いを形にする力こそ想像力。

そんな熱意を元に、最高の形を追い求め、最善の形を創り上げた”株式会社美想空間”さんは本当に凄いと感じた。
きっと過去の経験を元に、様々にシュミレートをして今回の形を導き出したと思う。
それには、人類が持つ特殊能力である”想像力”が欠かせない。

個人的見解では、現代に生きる私たちが今一番といっても過言ではないくらいに、
失いかけているのがこの想像力だと思う。


人の心を想像して、どのように思うか?
どんな想いで会場に足を運んでくれるのか?
どうしたらより良い空間になるのか?
そもそも、何を期待しているのか?
何が良い空間なのか?
本当にそれで思想を
実現できるのか?etc….

白と黒の間にある様々なグラデーションを思い描き、問いを立て、思考し、具現化し、最高の形を構築していく。
“0”か”100”だけではない、色彩豊かな未来を考え、実行する力の源が”想像力”なのだ。
今回の”珈琲万博 vol.4”からは力強くも優しい”想像力”を体感したイベントだった。

全ての人がコーヒーを楽しんだ日。

私たちが参加させて頂いたのは開催二日目の4/7の日曜日でした。

前日開催日にあった課題を翌日には手直ししてすでに進化させていた。
今回は飲み比べにブルーマチックジャパン株式会社さん株式会社カリタさんの協力のもとバッチブリューコーヒーを使用する事で、かなりスムーズにお客さんに対応することもできた。

中には、以前ANYに来ていただいた事のある方や、奈良が出身の方で今は大阪に住んでいる方。様々な方と話すことができた。

いたるところに、弾む笑顔や会話があった。
お互いが善い方向に影響しあい空間全体が楽しんでいるようにさえ思えた。


この空間をつくっていたのはお客さんや主催者の方々だけでなく、当日受付や会場で実は支えてくれていた皆さんがいてくれたことも忘れてはいけない。ありがとうございました。非常に楽しくコーヒーを提供できました。

関わった全ての人々が全てのコーヒー達を楽しんでいたことを願わずにはいられません。


次回開催もきっと、素晴らしい空間の中で、全ての人が全てのコーヒー達を楽しめるはず。
またあの空間にいられるようにANYも日々前に向かっていきます。


改めて、今回イベントを開催してお声がけして頂いた、株式会社美想空間さん、
ANYを誘ったらと神の声を発動していただいたUさん、
一緒に出店していた店舗の皆々さん、
会場を支え盛り上げて頂いたクルーの皆さん、
来場いただいた皆さん、ありがとうございました。

Yutaro

P.S. コーヒーのお供に&小腹を満たすのに欠かせない、同会場で出店されていた美味しい焼き菓子屋さんやパン屋さん達の、焼き菓子や焼きそばパンを桜の木の下で食べました。コーヒーだけじゃない珈琲万博、最高でした。

※掲載写真は会場で撮影いただいたカメラマンさんの写真を利用させて頂いています。

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