コーヒーショップへ行くと、スペシャリティーコーヒーってよく聞くけど、それはいつも飲んでいるコーヒーとどう違ってくるんだろう?スペシャルと言うことは、すっごく美味しいのか?!
そもそもスペシャリティーコーヒーって?
コーヒーは世界中で愛され、大量消費が進み、消費者にリーズナブルなコーヒーを提供することが最優先される時代がありました。そのため、生産者への賃金が低下し、担い手が少なくなり、コーヒーの品質がどんどん悪くなる。という悪循環が生まれ、コーヒー離れに繋がったみたい…
そこで、農園の担い手も守りながら、高品質なコーヒーを作ることは、消費者にとってメリットになる!という考えから生まれた、コーヒーをカテゴライズする言葉の一つが、スペシャリティーコーヒー。
スペシャリティーコーヒーになる基準は?
日本には、日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)と呼ばれる、スペシャリティーコーヒーを判断する組織があって、SCAJによる定義(一部抜粋)によると…
消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであること。 (中略) 生産国においての栽培管理、収穫、生産処理、選別そして品質管理が適正になされ、欠点豆の混入が極めて少ない生豆であること。そして、適切な輸送と保管により、劣化のない状態で焙煎されて、欠点豆の混入が見られない焙煎豆であること。さらに、適切な抽出がなされ、カップに生産地の特徴的な素晴らしい風味特性が表現されることが求められる
引用:日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)「スペシャルティコーヒーの定義」
このように明記されている。
つまり、大切なポイントが3つあり【サスティナビリティ・トレーサビリティ・カップクオリティ】がある。
【サスティナビリティ】
「持続可能性」のこと。品質の優れたコーヒーを安定的、継続的に生産していくために、生産現場において、環境、社会問題、経済等を配慮することが大切だということ。
【トレーサビリティ】
「追跡可能な」という意味の言葉。コーヒー農園の栽培環境や栽培状況、肥料、農薬の種類、流通経路情報など、製品の情報を正しく伝え、安全なものであるということを大切にしている。
【カップクオリティ】
液体としてカップに注がれた時のクオリティのこと。特別な地理的・気象的条件、栽培技術、精製処理技術により、さらに優れたコーヒーの風味を持っていることが大切にされ、カップ評価は、フレーバー、アフターテイスト、アシディティの質、ボディ、クリーンカップ、スウィートネス、バランスがあります。
つまり、他のコーヒーと品質と流通が異なり、この3つのポイントを満たしたコーヒーこそが、スペシャリティーコーヒーと言われている!
風味豊かな素晴らしいスペシャリティーコーヒーに出会ってみたいなあ。
まる分かりmemo
スペシャリティコーヒーとは、
【サスティナビリティ・トレーサビリティ・カップクオリティ】を満たした
風味豊かなコーヒーのこと!
Mari