SSCP. 宇宙でも美味しいスペシャルティコーヒーは飲めるのか?究極の進化と持続可能なソリューション

SSCP. 宇宙でも美味しいスペシャルティコーヒーは飲めるのか?究極の進化と持続可能なソリューション
Space Coffee Brewing

SSCP. 宇宙でも美味しいスペシャルティコーヒーは飲めるのか?究極の進化と持続可能なソリューションを目指して問題提起、解決策の発案、実行を。
ANYは奈良でコーヒー屋をやっていますが開業前から「物語を宇宙まで紡ぐ」を一つのキーフレーズにしてきました。気候変動から起こり得る2050年問題を解決するべく動き出しましょう。

Space Specialty Coffee Projects 宇宙育ちのコーヒーを目指して

まず私たちには地球は狭すぎる。
この点に気づいてしまったこと。そしてスペースXの有人ロケットファルコン9&クルードラゴンの打ち上げ&ISSへのドッキング成功やJAXAと民間企業とが連携しておこなう事業、”共創する研究開発プログラム『宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)』”などの取り組みが開始した背景でますます“宇宙”というキーワードが私たちのレイヤーでも現実味をおびてきた。

生産地からたくさんの人が関わって私たちのカップ一杯のコーヒーとなっていること。その一杯のコーヒーまでにたくさんの物語が紡がれていること。これをさらに先へ紡いでいくとしたら地球を飛び出して宇宙空間へ飛び出すしかない。
これには相当なロマンがあると感じています。そして必要性も。

宇宙で暮らす人々が増えてきたら必ずコーヒーの需要は宇宙にもあるはず。
今からそこにむけた準備をしていかなければ間に合わなくなってしまいます。
何が課題かわからない課題もこれからぞくぞくでてくるでしょう。
でも「宇宙で初めて飲まれるスペシャルティコーヒー」に携われると思うとこれもいい意味でゾクゾクしませんか?

さらに宇宙空間でのコーヒー栽培、精製、焙煎なども行えるようになればこれは食料や資源不足、生産地の問題を解決するひとつのソリューションになるはずです。早期に取り組み実行していく必要があります。

私たちが日々何気なく飲んでいるコーヒーを未来へ紡ぎ、持続可能とする為に。

サクセスまでの道のりとプロセス

想定するプロセスとしてはかなり長い目でみていかなくてはならないかなと思っていてかつ、ひとつひとつの課題をクリアしていくのは容易ではないと思います。ざっくりとフェーズ分けすると下記のようになるかと考えていますがもちろん変化していくとも思いますし、今後議論をかわすていくと新たな課題もみえてくると期待しています。

宇宙育ちのコーヒーを目指して

Phase 0 「コーヒーで繋がり仲間を増やす」2019~

そもそもですが、コーヒーをもっと好きになってくれるお客さまや業界人、また他業種の方のパワーも限りなく必要になってくるのでそういった人たちと繋がりを積極的につくっていくこと。いま文章を書いていることや奈良でコーヒー店を営むのもこのフェーズで意識の共有や夢を語り合える仲間がもっともっと必要です。

もともとコーヒーはコミュニティを形成したり、機会を創出するのに秀でていて、インタラクティブなモノだと思います。もしこの文章を読んできになるかたがいたら是非一緒に考えましょう。きっと面白い未来がまっています!

Phase 1 宇宙や食、環境や暮らし、世界に興味をつくり”気づき”を創出 2020~

資源不足、食料不足、気候変動、2050年問題、労働環境問題、人種差別、LGBT、多様性のある暮らし。コーヒーって意外かもしれませんが世界のこうした問題や課題に繋がっていたりします。SDGs的な内容もコーヒーを通じて見てみるとフムフムと腑に落ちることもあります。

こうした地球の問題をキーワードに具体的な内容を話し合い、意識を高め合い、より的確な問題の抽出と行動意識の底上げを行う。ここから”気づき”を創出して、実際にできることから”実行”にうつす。

こういった先に宇宙があると思っています。どうしても地球上だけでは解決できない問題もあるからです。地球温暖化は遅らせることはできても完璧に食い止めることは難しいとされています。

私たちは必然的に宇宙へ飛びださないといけない状況だという事に気づき行動していきましょう。

Phase 2 宇宙でのコーヒー消費戦略 2030~2050

宇宙旅行、観光、火星移住計画、月面居住。これらのリアリティが増し実行されるのが2030−2050年くらいの間に加速すると想定されています。

スクリーンショット資料 from https://spacefoodsphere.jp/

SPACE FOODSPHERE が描く 2100 年までの超長期シナリオ。
究極の食のソリューションを地球と宇宙で社会実装し
人類の究極のサステナブルへ。より。

https://spacefoodsphere.jp/

リアルな宇宙環境でのコーヒー消費を創出。保存方法、抽出方法、評価の仕方など宇宙での消費の在り方や楽しみ方を定義。そして実践していくフェーズです。
私の頭の中ではすでにコロニーなど居住空間のみならず、ISSなどの微小重力空間(マイクログラビティ)でもコーヒーは豆から挽いて作れると考えています。
実際にコーヒーの淹れ方はイメージできてるので実践して試験できる機会がほしいと考えてます。

もうひとつ、コーヒーって割と地味です。でもこういった世界規模のイベントや出来事を掛け合わせる事で一気にエンターテイメントになりおり多くの方にスペシャルティコーヒーを知ってもらうきっかけになります。

宇宙で飲まれるコーヒーをプロデュースすることがANYの最大目標でもあります。奈良から世界へ、そして宇宙まで。古都とよばれる奈良のコーヒー屋が最先端の宇宙未来までいけたら面白くないですか?私はこの未来を目指して開業しました。私たちの物語はみんなと繋がり果てしない銀河へ紡がれるのです。

Phase 3 宇宙育ちのコーヒーを目指して – 宇宙でのコーヒーツリー栽培、収穫、精製 2100

ここからが、本当の意味で本番。コーヒーの未来。サステイナブルなコーヒー産業を目指して。2100年には宇宙育ちのコーヒーが飲めたら最高です。
ここは完全に妄想と想像の世界でこれから果てしないクリエイションをしていかなくてはなりません。
でも2050年問題とされているコーヒー生産の課題。
ひとつの解決策は絶対に宇宙です。これは間違いありません。

さらに、下記みたいなのもワクワクしませんか?

  • 月面発酵
  • 月面スロードライイング
  • 無菌栽培
  • アグリテック 、熟度、糖度を検出して自動ピッキングなど
  • 汚水の再利用や廃棄物処理と廃棄物再利用
  • 太陽光焙煎
  • マイクログラビティブリューイング

まだまだたくさん出てくると思います。
ここまで想像しただけでワクワクします。地上で様々なプロセスが試験され実用されて、今もなお、新しい試みが次々に各地で行われている。

私個人としてはなるべくコーヒーチェリーの果実感をダイレクトにシンプルに感じられるナチュラルプロセスが好きですが、酸素を抜いて発酵させるアナエロビックファーメンテーション(嫌気性発酵)やラクティック(乳酸)を添加する手法もあります。これはこれで美味しく、今まで出会わなかったフレーバーに会えるので楽しいです。そしてこれらはスペシャルティクオリティに達しないコーヒーのレイヤーを一段上げて高品質にする可能性もあるかも、とも考えています。

宇宙で生産し、精製処理を行うことは全く新しいフレーバーに出会える可能性があるのと基本的に”発酵”させるプロセスがコーヒーにはありますがこの部分の菌類やバクテリアのコントロールを多様にできそうなところが宇宙は面白そうです。

コーヒーツリー栽培については逆に、今まさに気候変動から問題になっている病害についてをクリアするために宇宙活用は有効だと感じます。

Ruli mountain, Rwanda

宇宙で美味しいコーヒーを飲むための課題など

課題はてんこ盛りだと思います。
そもそも、コーヒーって産地の特性やテロワールといわれるその土地の風味、個性などがいま”美味しい”とされていて各地での生活の基盤や国をあげての産業になっていたりします。
宇宙で栽培できてしまったら、地上の人たちはコーヒーを作らなくてもいい。とは絶対なってほしくないですが多かれ少なかれ、生産地のバランスは変わるでしょう。
そして”シングルオリジン”とか”マイクロロット”とか地域性が失われてしまうのは避けたい。地域の生産者の生活や暮らしのバランスや安定レベルも守らなくてはいけない。
生産者の利益や生活も考えなくては元の木阿弥だ。

だからといって2050年まで気候変動と闘うだけだと、なくなってしまう品種もでてくるかもしれません。

冒頭でも述べた通りコーヒーって本当に色々なことと関係しています。
それだけたくさんの人が関わることであるし、意見も多様でしょう。

誰かの利益の為だけになってしまわないようにすること。
でもちゃんとビジネスとして成り立つようにすること。
人が支え合い、分かち合える未来を創造すること。
美味しいコーヒーを未来に紡ぐこと。

これから先の30年はコーヒーの歴史が大きく変わります。
良い方向に変えていけるように奈良のコーヒー屋はスペシャルティコーヒーの未来を、”究極の進化と持続可能なソリューション”を目指して動いていきます。

Yutaro

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