ZERO WASTEな世界を共創。サステイナブルコーヒーライフ。
コロナワクチンが効くのかとか、量子コンピューターが凄いとか、イギリスがEU離脱とか、温室効果ガス削減の目標を掲げる政府とか。
色々あるけどアラビカ種のコーヒー生産地は2050年には50%減少しているかもしれないと言われ続けています。
「こちらの記事ではANY NEWA LETTERで配信済みの内容を一部抜粋してお届けしています。
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なぜ2050年に生産地が50%減少するのか?
気候変動が生産地に様々な影響を与えています。実際に温暖化が進むとどんなことが起きるのか色々な情報を見て考慮した内容が下記。
- サビ病、害虫被害などの深刻化
- 気温上昇による品質の変化・低下
- それによる栽培地の移動など。主に高所へ。
- 異常気象、猛暑日が増え野外での作業に影響
- その地での暮らし自体が難しくなる
- 収穫量の減少による生産者のコーヒー栽培からの離脱
このようにただ”温暖化”といっても考えると様々な影響が考えられます。
ここで大切なのはこの影響でどんな人に影響がでてくるのか?です。
- コーヒー生産者(プロデューサー)
- ピッカーなどの季節労働者
- 家族経営の小規模農家
上記にリストしたように農園主以外にも影響がでます。
気候変動は思ったより多くの人たちに変化を余儀なくしていきます。
先進国の私たちはきっと美味しいコーヒーを飲み続けられる。
それでもコーヒーの栽培自体は続いていく事でしょう。農園を移す余裕のある農家さんや、気候変動に対してテクノロジーやサイエンスで解決策を見出せる生産者さん。実際アグリテックなどの分野でコーヒー生産もデータ管理化され進化しています。コロンビアの一部の生産地は区画管理もされ最新のテクノロジーと共に栽培をしてる産地もあります。
しかし、そこに対応できない貧困層の人たちはただ職と行き場を失うだけかもしれません。村はその姿を変容させるかもしれない。
そんな中でも恵まれた環境で育つ先進国に住まう私たちは美味しいコーヒーを飲み続けられるでしょう。もし本当に貧困層の人たちがコーヒーに携わる事を断念したとしても。素知らぬ顔でコーヒーを淹れてるかもしれません。
未来に誇れる世界を残せるのか?
今風に声をあげるならSDGsなど世界的な取り組みが進んでいる中”誰1人として取り残さない”ように何が今できるか?です。
でも規模が大きすぎてわかりにくいし、何より温度感が伝わりにくいですよね。
でも私たちの飲むコーヒーがどこで誰がつくっているのか?それを少しでも感じたら温度も感じられるのではないでしょうか?
ちなみにコーヒー生産においてどんな風景でどんな過程を経てきているのかがよくわかる映画が今アマゾンプライムで観れます。中にはどうでもいい様なシーンもありますがこれ見ると「コーヒーって思ったより多くの工程を経てるんだなぁ」と感じれると思います。
そして私たちが今「何ができる」のかという問い。
温暖化を抑止する為にいろいろできることはありますが誰も痛みをともなわずむしろハッピーになれる仕組みが作れたらいいな。さらにそれが地域レベルで自然に取り組めたら素敵だなと思うプロジェクトをANYとしてはじめてます。
FISTFUL OF COFFEES
「一握りのコーヒー」という日本語訳になるこのプロジェクト。
コーヒー豆を購入するときに入れてもらうコーヒーバッグ。この袋を使わなくなるだけでCO2の削減、温暖化抑止にすこしでも貢献できるはず。
ZERO WASTEという観点からプロジェクトオリジナルリフィル缶を用意しました。ゴミが出ないorでにくい社会を共創できたらより環境や未来に良いよね。という取り組みです。
プラバッグの原料は石油。いまはエコアイテムでプラスチックを極力使わないものもでてきました。ペーパーバッグも原料は木材。リフィル缶を使うことで生産過程から温暖化抑止に貢献できます。
使い終わった後のゴミもなくなるので廃棄物の処理におけるCO2発生も抑えられます。
美味しいコーヒー生産がより長く、未来へ続きその子供、孫の世代までコーヒー生産が続いたら素敵だし私たちの子孫まで美味しいコーヒーを飲める日が続いていったら持続可能なコーヒーライフとして未来にとって最高な取り組みだと思います。
このプロジェクトは購入者だけではなく私たちお店側もこういう意識を共有して広めて取り組めたらなお素敵だなと考えています。昨今、”美味しい”の定義自体が変わってきています。カップの背景にいる人達や想いがあって未来に誇れるコーヒーであることが本当に美味しいのではないでしょうか?
持続可能なコーヒーライフを共創しよう
難しいサイエンスを介してのファクトが明確だったりエビデンスがしっかりあるわけではないです。しかし現状として世界で起きていることに目を向けたら何かアクションを起こさないと自分の子供達にもしっかりと受け継がれる世界にはなっていかないと思います。
ANYだけが張り切っててもうまくいかないだろうし、少数のグループだけで「環境問題」について熱弁してても、まったく温もりが伝わらないとも感じています。
だからこそ、街のコーヒー屋さんやショップが街に暮らす人々と同じ目線で同じ温度帯でアクションを起こすことが大切だと感じてます。
そんなコーヒー屋さんが世界中に増えてスケールアップしていけたら本当に地域から世界を変えられるかもしれません。
それこそがサブタイトルである「Grow Locally. Impact Globally.」です。
最近よく使う言葉で「共創」という言葉があります。
この時代1人の天才やカリスマも必要なのは変わりませんが、一人一人が主役となりアクションを起こすことの重要性が増しています。
地域に住まう私たちが今できるちょっとした貢献で世界に対して良い影響と未来を創りましょう。