今回も前回からの続きで「コーヒーと価格高騰の話」になります。
コーヒーとエネルギー価格と社会情勢の間には、複雑な因果関係が存在しています。
今回はそのコーヒーとエネルギー価格の因果関係についてです!
5. エネルギー価格
まず、コーヒーは世界中で老若男女問わず広く飲まれている嗜好品です。
なので、コーヒーにとってエネルギー価格との因果関係はとても密接な関係です。
少しエネルギーとの関係を紹介していきますね。
コーヒーの栽培から消費者までに必要なエネルギー
まずコーヒー豆の栽培には、灌漑や収穫、輸送などに、大量のエネルギーが必要です。
とても手間暇がかかります。
またそこから、焙煎をし、抽出をし、提供するまでにも様々なプロセスがあり、そこにも沢山の熱エネルギーなどが必要です。
なので、エネルギー価格が上昇すると、コーヒー豆の栽培コストや加工コストが比例して上昇します。
これによりコーヒーの価格も上昇することになります。
一杯のカップに沢山のエネルギーと想いがこもっています。
コーヒー産業への影響
コーヒーの価格が上昇すると、コーヒー産業全体に影響が及ぶ可能性があります。
具体的な事として、コーヒー農家や加工業者の収益が減少し、生産量が減少する可能性があります。
また、コーヒーの輸出入業者の利益が減少し、輸出入量が減少する可能性があります。
実際にあった事例として下記のような事がありました。
- 2022年、ロシアによるウクライナ侵攻により、原油価格や天然ガス価格が上昇しました。これにより、コーヒーの栽培コストや加工コストが上昇し、コーヒーの価格も上昇。
- 2023年には、さらに世界的なインフレ率が上昇したことで、コーヒーの価格はさらに上昇。
今回のまとめ
このように、コーヒーとエネルギー価格にはとても密接な関係があります。
コーヒーの価格は、エネルギー価格の影響を受けやすく、エネルギー価格の上昇は、コーヒー産業全体に影響を与える可能性があります。
また一連を通してもですが、価格高騰を抑えるために、消費者、生産者、政府など、あらゆる関係者が協力して取り組むことが重要だと考えています!
次回は社会情勢との因果関係について紹介していこうと思います!
Kotaro