元宝塚歌劇団星組トップスター柚希礼音さんのコーヒー焙煎を担当した時の話です。2020年の暮れの事なので随分前なのですが最近Twitterでこの事を呟いたら色んな人が色んな事を感じてくれてて感動しました。コーヒーの魅力や体験価値をもっと高めていける。そんな可能性を感じました。
こだわりとプロフェッショナルを具現化
今回いつもお世話になっている友人からこのお仕事の依頼を繋いで頂きました。
礼音さんが最近コーヒーにハマっている、コーヒーをプロダクトとして届けてファンの方々にも楽しんで頂きたい。という事でそれ以外は何も土台のない所からのスタートでしたが1日の中でどんなシーンでもコーヒーを楽しんでもらいたいという事で”あされおん”、”おしごとれおん”、”よるれおん”と3種類のコンセプトに分けてコーヒーを用意する事になりました。
そこからは怒涛の味つくりですね。礼音さんのテイストイメージをヒアリングさせていただき、
1.コーヒー豆の選定から焙煎度合いも調整 →
2.コーヒーサンプルを作成して送る→
3.礼音さんテイスティング&フィードバック→
4.フィードバックを元に表現したいテイストを分解・構築 →1に戻る。
といった具合で遠隔でしかも礼音さんも忙しいスケジュールの中でプロダクト開発を行いました。離れていてもできるものですね。
今も女優として活躍される礼音さんのこだわりやプロフェッショナルを焙煎に落とし込み表現するのは簡単ではなかったですが、楽しくやらせていただき多くの学びもありました。
柚希礼音ファンの方々のフィードバックが素敵だった
正直恐れていたこともあったのでしょう。私自身。
今回、プロダクト化したコーヒー達は一般的な中煎りより浅い焙煎のコーヒーもありました。スペシャルティコーヒーや浅い焙煎のコーヒーは認知されてきてはいるものの、受け入れてもらえるだろうか。大丈夫だろうか。
そんな不安もありソーシャルな場ではあまり発信しないでいたのですが、ふと思い立ちTwitterで「元宝塚歌劇団星組トップスター柚希礼音さんのコーヒー焙煎を担当しました」の旨を投稿したところめちゃポジティブなフィードバックや感想を実際に購入いただいた柚希礼音ファンの皆さまから聞けました。
もちろんポジティブばかりではないのだろうけども、なんか、ファンの皆さんが温かい。そして何より礼音さんのファンの方々がコーヒーを楽しんでくれている。
「フルーティで新しい」
「3種類どれも違う味わいで楽しんでます」
「これを機会にドリッパーでコーヒー淹れ始めました」
など、新しい体験を感じてもらったり、日々の生活にコーヒーが馴染んでようなお声をいただいてコーヒー屋冥利に尽きるなぁと感動しました。
新たな繋がりを生み出したコーヒーってやっぱ凄いなぁと。
この出会いをくれた友人、一緒にマネジメントしてくれて関わってくれた柚木礼音さんの関係者の方々、ANYメンバー、柚木礼音さん、そしてコーヒーを楽しんでくれてるみなさんに感謝です。
改めてコーヒー屋やっててこういう新しい繋がりや体験、発見や創造に貢献できた事はすごく嬉しいです。やっぱコーヒーには何か魔法めいたものがありますね。
ANYからだけじゃなかなかスケールできないけど、誰かと一緒に何かをやらせていただくとそこで素敵な化学反応が起こる。そして縁が広がる。それもこれもコーヒーの魅力だなぁと思います。
ANYではこういったコラボやOEM、サポートも、もちろんですがコーヒーで生まれる繋がりや閃き、煌めきを今後もみなさんと一緒に育てていけたら嬉しいです。
お問い合わせやご相談はお気軽にEメールでもSNSのDMでもOK。
お待ちしております。どんどんやりましょう。ワクワクする事。